プジョー福山
 

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キャビテーション?
[2012/02/16]
TAGUCHI.jpg
CA3I0833.JPG
さて、写真のパーツはなんでしょうか?

正解は、、エンジンを冷却する水を循環させる「ウオーターポンプ」というパーツです。

タイミングベルトを交換されたことのある方は見積に記入されていたはずです。ベルト交換時、同時に交換をおすすめ、、というか必ず交換してください。

その訳は、、、

上の写真は11年で5万kmの206のものです。

距離は少ないのですが、交換時期(約5~7年)をオーバーしているため交換しました。

パーツを外した瞬間「あっぶね~」と声がでました。

ナゼ??

では、次の写真を

 
CA3I0835.JPG
冷却水を循環させるポンプの羽の部分がなにかで削られたようにザラザラに、、、

もう一枚の写真と比べると一目瞭然! こちらは7年7万kmのポンプです。羽の表面はツルツルです。

この現象を車業界では「キャビテーションが発生」といいます。

要は「泡」のいたずらですね。

「水とか泡で金属が削れるの~??」っていう声が聞こえてきますが、

あるんです!

起きてしまうんです!!
 
CA3I0836.JPG
冷却水が古くなると(交換時期はロングライフタイプでも約5年がオススメ)羽のまわりで渦により小さな気泡が発生します。

さらにこの気泡のなかの気体に表面張力が働き(高校の物理で習った?)羽にまとわりついている最中に破裂します。

すると、圧力差の関係で破裂する瞬間「衝撃波」が発生し、羽の表面を浸食するように削っていってしまいます。

身近なところではメガネなどを洗浄する「超音波洗浄機」はこの原理を応用しています。(たしかに一皮むいたようにきれいになります。)

ちなみにこのまま放っておくとアッというまに(5000kmくらい)羽が全部無くなり、オーバーヒートでプッシュー!(ほんとにこんな音がします。)です。

ちなみに点検などでは外側より確認できないため、オーバーヒートした後に分解し、羽がすべて無くなっているのは見た事があるのですが、「キャビテーション」の始まりかけのブツは初めてお目にかかりました。

予防策は、、

冷却水は走行距離が少なくても5年目安で交換。

走行の多い車はタイミングベルト交換時に同時交換。

などです。

皆様、見積で「冷却水交換」「ウオーターポンプ交換」と記載があったときは素直に交換してくださいネ。