前回よりつづき...
彼女 「知らないの。 おわんに山盛りしてくれるわんこそばがあるのよ。」
彼氏 「えっ」
彼女 「しかも 思った時に すばやく ネ!」
彼氏 「え----っ!」
いやはや、なんともよくばりな彼女であります。
そんなよくばりな彼女にとっておきのエンジンを、プジョーはラインナップしています。
普段は必要最小限に。
いざとなったら、すばやく、大盛りに!
「やさしい自動車テクノロジー」第3弾
「ツインスクロールターボ」編をお送りします。
ご存知のとおり ターボエンジン は、
本来、マフラーから捨てていた排気の風を利用して、風車(かざぐるま)を回し、直結した吸気側の風車でもっとたくさん、空気と燃料をエンジンに取り込む (おわんに大盛り) といった仕組みのものです。
昔のターボエンジンは、大馬力をねらった、
「大盛りになればよい」 だけの設計でしたので、
「いざとなったらすばやく」 は無理でした。
(風車を手に持って息を吹き付けても、すぐに回らず、しばらくたって、やっと回りだしますよネ!同じことが従来のターボエンジンでは常識でした。)
プジョーの新開発したターボエンジンは
「いざとなったらすばやく」
を重視して設計しています。
写真の赤丸を見ると良くわかります。
排気を2系統に分け、
片方は 回りやすい外側に
もう片方は 勢いのつきやすい内側に
といった具合に
「思った時に すばやく」
を重視した新世代のターボエンジンが
「ツインスクロールターボ」エンジン
なのです。
207GT、GTI に搭載されているこのエンジンを体験されると、
「まるで1クラス上のエンジンが載っているような自然な感覚」
「自然とアクセルを踏み込む量が少なくなる」
ということが実によくわかります。
普段は燃費良く、
いざとなったら爽快に加速、といった
「ダウンサイジング思想」
の新エンジンを試乗で是非、体感してみてください。
扱いづらかったターボエンジンのイメージがきっと変わるはずです。