アクセスマップ

プジョー福山

E-EXPERT CENTERは、Stellantisに認定された、トラクションバッテリーの脱着など電気自動車に関する高度な整備・修理作業に対応したサービス拠点です。

住所〒720-0841
広島県福山市津之郷町津之郷1番地1
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TEL084-951-0099

営業時間10:00-19:00

定休日火曜日、水曜日(但し、年末年始・GW・お盆期間は定休日以外にお休みを頂く場合がございます)
※3/20(水・祝日)は通常営業日とさせて頂きます。

アクセス方法福山市街地より国道2号線神島橋(芦田川)を尾道方面へ渡り約2㎞、右手に当社のプジョーショールームがございます。
※旧ショールームから国道2号線を1km東へ移転しました。

スタッフブログ

「バルブトロニックチョクフンツインスクロールESPASRSSPEBD。」

[2007/11/19]サービス主任   田口 淳一
「バルブトロニックチョクフンツインスクロールESPASRSSPEBD。」
朝晩が寒くなってきましたが、皆様いかがおすごしでしょうか?

さて、今回は、魔法のかけかたの勉強です。
タイトルの呪文を3回唱えてください。
さあ、大きな声で!
「バルブトロニックチョクフンツイン......」
「バルブトロニックチョクフ......」
「バルブトロニックチョ......」
....すでにあなたはかかっています。
自動車最新テクノロジーの魔法に....

最近のカタログ、自動車雑誌に書いてある、ワケのわからないカタカナ、英語表記。
雑誌を何度も読み直しても???

そんなあなたにお届けする、わかりやすくてタメになる企画、第1弾!

その名もズバリ.....

その名も....

....

すみません。第2弾までに考えておきます。
気を取り直して第1弾は 207 に搭載されている

「バルブトロニック」編

をお届けいたします。

「バルブトロニックチョクフンツインスクロールESPASRSSPEBD。」
「バルブトロニック」編

皆さんは普段、車を運転するとき、アクセルはどのくらい踏んでいますか?
半分? いやいや「俺はいつも全開だぜ!」
そんなあなたは ○ューマッハを目指してがんばってください。
テスターでアクセル開度を見てみると
 約50km/hで巡航時  10~15%
 信号からの加速時     35~50%
 信号待ちの時       0%
そうです。あなたは、車を運転しているほとんどの時間、ほんの少ししかアクセルを踏んでいないのです。
ならば、その少ししか踏んでいない時間の 「燃費」 を良くしよう。という技術が「バルブトロニック」なのです。
ではどうやって燃費を良くしているのか?
少しだけエンジンの仕組みをお話します。
エンジンは「吸って」、「吐いて」、「吸って」、「吐いて」、を繰り返して回転しています。
エンジンの「力」を出すのには「吸って」の「空気の量」を多くすると回転が速くなり「力」が出せます。
「空気の量」はエンジンの吸い込み口に調整できる「フタ」を取り付け、アクセルを踏むと、この「フタ」が開きます。

この「フタ」がクセモノなのです。

エンジンは一生懸命「吸って」いるのに、あなたは、アクセルをほんの少ししか踏んでいません。(フタをしている)
このとき空気の流れが「フタ」のおかげで抵抗となり、エンジンは少しだけ「いらない力」を使って回転しています。
これを専門用語で「ポンピングロス」といいます。
この「いらない力」を無くすと燃費がよくなります。

そうです。

「フタ」を無くせばいいんです。

では、どうやって「力」を調整するの??

出来るんです! 
「バルブトロニックチョクフンツインスクロールESPASRSSPEBD。」
上の絵で説明します。
通常のエンジンでは①の楕円状のカムシャフトを回転させ、⑥バルブを上下させ、「吸って」を繰り返しています。
「バルブトロニック」方式のエンジンでは②の歯車をモーターで動かし、③を移動させ⑦の矢印オレンジ~グリーン間(0.2~9.5mm)を連続可変させて「フタ」の代わりに「力」を調整しています。
このエンジンには「フタ」が必要ないんです。
「フタ」が無いと「吸って」がラクになり燃費がよくなります。

「なぜいままで出来なかったの?」

おっしゃるとおりです。
かなり以前より理論上完成していたこのシステムは

「複雑な機構を精密かつ違和感なく制御できる技術」

が未熟だったため、事実上未完成でした。
がしかし、現在のテクノロジーで見事完成。
考えた人 エライ!
造った人 もっとエライ!!
しかもコストのきびしい1600CCクラスでは 207 と 某社○INI の2車種のみです。
このすばらしいエンジンを体験していない人はぜひ一度、試乗にお越しください。
そして、すでにお乗りになっている皆様、ちょっとだけ自慢してください。
環境にやさしい「バルブトロニック」エンジンは、これからの主流になることでしょう。