3回目の今回は、車の骨格とも言うべきプラットフォーム(車台/シャシー)についてです。
プラットフォームは、車の基本性能やパッケージングを決定する重要な部分となります。
■新開発プラットフォーム
「EMP2(エフィシエント・モジュラー・プラットフォーム2)」
▼2001年発表の307以来、12年ぶりの刷新となる新開発の新世代プラットフォーム。
▼高張力鋼板の多用や新たな複合素材の採用、最新の溶接・加工技術の採用。
▼従来のPF2(中型プラットフォーム)とPF3(大型プラットフォーム)を統合するプラットフォーム。数種類のホイールベース、リアセクション、サスペンション、フロア高、駆動方式を選択することができる。
それにより生産可能ボディタイプがハッチバック・ステーションワゴン・セダンを始めクーペ・オープン・SUV・MPV・LCVにまで至る。
■軽量化とCO2削減がテーマ
▼旧モデルとの比較し、小型化かつ最大100kgの軽量化に成功。
▼軽量化と同時に低重心化を図り、ハンドリング性能が向上し優れたドライビング性能の実現。
▼電動パワーステアリング、アイドリングストップ機能、エコタイヤ等の装備により約22%ものCO2削減に貢献。
■ユーロNCAP最高評価の5つ星の安全性
▼ボディ全体の高張力鋼板(緑)の比率を大幅に拡大し、主要な部分には超高張力鋼板(赤)を多用。