2010年1月からエコタイヤ(低燃費タイヤ)のラベリング制度がスタートしました。
この制度はタイヤの転がり抵抗性能とウェットグリップ性能を等級分けして、タイヤの低燃費性能を比較できるようにしたものです。
これまではそれぞれのメーカーで、従来の自社製品と比較していくら転がり抵抗を低減して燃費を向上したか表示されていました。
メーカーごとに異なる測定方法で試験されていたため違うメーカーの商品を比較することが難しかったのですが、新しい制度で基準を設けることでそれが可能になりました。
転がり抵抗性能の等級は転がり抵抗係数に応じてAAA・AA・A・B・Cの5つに分類し、AAA・AA・Aの等級が低燃費タイヤと位置づけられます。
エコタイヤの比較だけなら転がり抵抗性能の等級だけ表示されていればいいのですが、ラベルにはウェットグリップ性能もa・b・c・dの4つに分類されて表示されています。
転がりやすさとタイヤのグリップ力という相反する性能を表示して、環境面だけでなく安全性も考慮されているとこがわかります。
これからのタイヤ選びの際にタイヤのエコ性能も参考にしてみてはいかがでしょうか。