先日206マニュアル車のお客様がご来店。
「クラッチを踏んだらガーガー音がする」
ということでクラッチの修理をいたしました。
ミッションを降ろしてみたところ、思いのほか破損箇所が多かったのでレポートいたします。
赤丸の中の部品が3点ほど、破損。
レリーズベアリング(クラッチペダルをふんだら押されるベアリング)が砕け、プラスチック部は摩擦熱でシャフトガイドに溶着。
レリーズフォーク(レリーズベアリングを支えて、ペダルを踏むとベアリングをクラッチに押さえつける部品)のホルダー部削れ。
という状態でした。
聞けば、数日前よりシャーシャー音がしはじめて、クラッチのミートポイントが急に変わったらしいのですが、この時点で入庫されていたら、ベアリングの交換だけで済んでいたかもしれません。
新車より8年で10万kmの車両なのですが、お客様は、走行中、時々クラッチペダルに軽く足を乗せていたようで、思いのほかベアリングに負担がかかり、破損にいたった模様です。
マニュアル乗りのみなさん!
走行中は左足を必ずフットレストに置くように!
お願いします。
1枚目の写真と比較。
これが正常な状態です。
組み付けると外から全く見えない部分ですが、きれいに清掃して組み付けます。
ああ、自己満足。