初夏の風物詩といえば...
メカニックにとって初夏の風物詩といえば
もちろん!
エアコンの修理です。
以前お伝えしたように走行距離の多い車が増え、今年はエアコンのトラブルも多く感じます。
ほとんどの症状が
「どうも風がぬるい気がする。」
「去年から効きが悪くなった。」
というもので、ほとんどがガス漏れが原因です。
先日「朝までよく効いていたのにさっきから全く効かなくなった。」という7年落ちの307がご来店。
「カチッ」と音がしますか?
「しない..」
これで電気系が怪しいと判断して早速診断。
ヒューズ OK!
コンプレッサーまでの電源 12ボルト OK!
するとこの先は...
めずらしい故障です。
エアコンをONすると「カチッ」という音がします。
コンプレッサーの端についている電磁石(小学3年生くらいの授業を思い出して..)の音です。
この電磁石(細い銅線をまいたコイルを樹脂で固めています。)に亀裂がはいり断線、コンプレッサーが作動せず、エアコンが効かない状態でした。
幸いにもプジョーは電磁石だけのパーツが入手できたので、この部分だけ交換し、作業終了。
熱い日に自分で修理した直後のエアコンの風は
まさに
「ああ..遥か南極の風.....」
メカニックの特権です。