皆様、こんにちは。
今回は、プジョーに関する興味深いニュースがありましたので、ご紹介させていただきます。
PSA(プジョーシトロエン)は4月30日に、プジョー『3008』とシトロエン『DS5』のそれぞれディーゼルハイブリッド車を、2011年から生産すると正式に発表いたしました。(プジョー3008は右のリンクでチェック!)
今回投入されるディーゼルハイブリッドは、昨年のパリモーターショーで公開されました「ハイブリッド4」システムで、HDiディーゼルエンジンが前輪・モーターで後輪を駆動する4WD方式になります。
また、アイドリングストップ機構などを組み込むことにより、CO2排出量は通常のディーゼルと比較して、約35%削減できるそうです。
PSAによると、このハイブリッド4は汎用性が高く、ボディタイプや組み合わせるエンジンを問わず、搭載できるメリットがあるということですので将来的には多くの車種に搭載されるかもしれませんね。
「ハイブリッド4」以外にも、「ハイブリッドHDI」システムもあります。まだ試験段階だと思いますが、このシステムはHDi DPFSエンジンに電気モーターを結合したシステムです。
これは、国産のハイブリッドカーと同じように、低速走行時・減速時には電気モーター単独で働き、急激な加速時にはエンジンと電気モーターの両方が働くものです。
しかし、ガソリンエンジンを主体とするものではなく次世代のクリーンディーゼルエンジンを主体とする新しい試みです。
最新のコンセプトカー308 Hybrid HDiは、80kW(およそ110馬力)の1.6リットルのHDi DPFS熱機関に16kWの電気モーター(およそ22馬力)を組み合わせています。CO2排出量が90g/km(308 HDiと比較すると38%の改善)で、欧州複合燃料消費は、29.4/kmとなります。この数値はガソリンハイブリッド車よりも25%良い数値になります。
さらには、電気自動車の販売も視野に入れており、環境先進国フランスを象徴するようなクルマが欧州で走り出す日も近いのではないでしょうか。
日本でもぜひ販売して欲しいと思うのですが、皆様いかがでしょう?