私たちディーラーの仕事は、新車を皆様にお届けすることです。
さらに、お乗りいただいている車を、調子よく維持していくことも、大事な仕事です。
そして、もう一つ...
上の写真の車は、無事に役目を終え、永眠することになった当日の朝の写真です。
オーナーであったE様は新車から10年以上、大事にお乗りいただいた方です。
E様は海外に転勤のため、廃車にすることを決断されました。
転勤が決まった後、帰ってくるまでどこかに保管しておこうか など、大変悩まれておられましたが、「海外で心残りになる」 ということで、苦渋の決断をなされました。
最後の3年間は当店で整備させていただいておりましたが、いちど調子を崩したものの、その後は快調で、先日、最後のドライブということで、関東の実家までの往復を調子よく走行されました。
このドライブ中に10万kmを突破し、やっと決心ができた、と聞きました。
いつも明るいE様は、車両を引き上げに行く際、「とっとと持って帰ってよ!」といつものように話しておられましたが、最後にフロントグリルのライオンを外してお渡しし、積載車でドナドナするときの、バックミラーに映った姿は、やはり寂しげに見えました。
廃車する当日の朝、ファインダーごしに見る306は、1オーナーで大事にされたこともあり、「とても幸せな一生だった」と言いたげな気がしました。
E様、つたない整備でしたが、3年間つきあっていただき、ありがとうございました。
皆様も、素敵な思い出とドラマをプジョー車と共に創ってください。