本日、「12月出荷分よりガソリン卸値を前月比1リットルあたり5円前後の引き上げ」というニュースを見ました。
プジョーが指定している燃料は無鉛プレミアムガソリンとなりますので、また経済的には厳しくなりそうです。
そもそもプジョーはなぜハイオク指定なんでしょうか。
自分なりに調べた結果、
日本はレギュラーガソリン(オクタン価:約90)とハイオクガソリン(オクタン価:約100)しかないのですが、欧米諸国では三種類のグレードのガソリンが存在するようです。
日本ではガソリン車のおよそ80%がレギュラー指定車となります。
アメリカでは日本と同じようなレギュラーガソリン(オクタン価:約92)指定のガソリン車が市場の80%を占めるそうですが、ヨーロッパではプジョー車のような一般的な欧州車はミッドグレードと呼ばれる中間のグレードのガソリン(オクタン価:約95)指定のガソリン車が80%を占めるそうです。
オクタン価とは安定して燃える性能(ノッキングのおこしにくさ)を表してますので、日本では、オクタン価95以上のガソリンを使わなければならないようなのです。
先日、新聞で『レギュラー95オクタン価へ 自工会、石油業界に要請』という記事を見ました。
もし、オクタン価95のガソリンが普及するようになれば、多くの輸入車がレギュラーガソリンでよくなります。
また、現在の技術を前提に圧縮比等が調整された自動車では燃費も3%~4%改善され、二酸化炭素排出量も現在より約40万トン削減できるようです。
石油業界では、「設備投資が大きい」「メリットが薄い」なんて意見が多いみたいですが、ぜひ自動車を愛する皆様のためにも、地球環境のためにも、プジョー車のためにも早く実現される日がくればいいですね。