皆様、こんにちは。
前回に引き続き、207Styleのお話を。
実際お話させて頂いた方より、排気量や重量が少し変わるだけでそんなに燃費が変わるの?とご質問頂きました。
もちろんエンジンの違いや重量の影響もありますが、今回は『ミッション』と『タイヤ』も重要なファクターとなっております。
まずは、ミッション。
カタログ上では『ロボタイズド・マニュアル・トランスミッション』と表記されています。
ロボタイズド? 英語で『Robotized』。直訳すると『自動化された~』となります。
そうです!自動化された手動変速機なのです。
上の図では、薄い部分が通常のマニュアルトランスミッションで、少し濃い部分が各アクチュエーターとなっています。
このアクチュエーターが人間の手足の代わりに、シフト操作・クラッチ操作をしてくれるのです。
このミッションを採用することにより、ATよりも軽量かつ低コストで製造ができるメリットがあります。また、運転面でもMTモデルのようにダイレクトなシフトチェンジを可能にしており、燃費もMTモデルと同様な燃費となります。
強いてデメリットを挙げるとすれば、少しだけミッションの特性を理解して頂かないといけないことではないでしょうか。(クリープ現象や坂道発進など)
次は、タイヤ。
上の写真は実際207スタイルに装着されているタイヤです。
メーカーは、『ミシュラン』。
種類は、『エナジーセーバー』。
ミシュランのグリーンタイヤシリーズの第4世代となるこのタイヤは、高い環境性能が注目を集める新商品です。
エナジーセーバー3つのエコポイント
1.転がり抵抗を20%低減
2.100kmにつき約0.2ℓの燃料節約
3.1kmにつき約4gのCO2排出量削減
さらにグリップ力や耐摩耗性に関しても優れたタイヤで、2008年タイヤ・テクノロジー・オブ・ザ・イヤーを受賞した世界で認められているタイヤです。現在、日本ではデリバリーが開始されておりませんが、発売と同時に話題になるタイヤです。
また、207スタイルもこのタイヤとのマッチングも非常によく、プジョーらしいしなやかな乗り心地と高い環境性能を実現しています。
長々とご説明させて頂きましたが207スタイルの省燃費の秘密、わかっていただけたでしょうか。
まずは、試乗していただくことが一番だと思います。試乗にて207スタイルの真価を体感して下さい。