早いもので、今年もあと1ヶ月です。
体調に気をつけてがんばりましょう。
皆様 こんにちは!
前回のブログでの解説は解り易かったでしょうか?
現在の難解な自動車技術、専門用語をできるだけわかりやすく、皆様にお届けできたらと思っております。
決めていなかったシリーズ名。 決定しました。
「やさしい自動車テクノロジー」
これでいきます。
皆様、最後まで読んでね!
さて、今回のお題は
「ダイレクトイグニッション(直噴)」編
です。 最後までお付き合いください。
タイトル
「わんこそばが好き!」
あるカップルの会話です。
彼氏 「おなかすいた~ 何か食べに行う。」
彼女 「わたし 麺 がいい!」
彼氏 「じゃあ...流しそうめんにしよう!」
彼女 「わたしは.... わんこそば がいい!!」
彼氏 「えっ?」
彼女 「だって 流しそうめん は、遠くから流れてくる麺をだれかに横からとられ
ながら流れてくるのを、タイミングよくすくわなくちゃいけないでしょ。」
彼氏 「うっ、うん。」
彼女 「無駄が多いのよ!それにくらべて わんこそば は、つぎからつぎへと、
必要な分だけ、確実におわんの中に入って食べられるのよ!」
彼氏 「そっ、そうだね..」
彼女 「わたし、わんこそばがいい!わんこそばが好き!!わんこそばに決
定!!!」
おやおや、押されっぱなしの彼氏。同情いたします。
が、しかし! 彼女の言葉はこれからの自動車エンジンのありかたを、見事に言い当てているのです!
女性、恐るべし!
では、下の図で解説します。
ポート噴射=従来のエンジン
直噴 =ダイレクトイグニッション、最新エンジン
従来の ポート噴射 では、遠くから噴射したガソリンを、条件によっては(暖気運転中など)筒の内壁に付着してしまいながら、燃焼室=おわん、のなかに入って燃焼させています。
「このくらいのガソリンを」「このくらいのタイミングで」といったあいまいな制御をしているのが ポート噴射 です。無駄が多いのです。
最新の 直噴(ダイレクトイグニッション)方式では、燃焼室=おわん、の中に直接ガソリンを噴射し、燃焼させています。
筒の内壁などに付着することなく、「少ないガソリンを」「確実に」「タイミングよく」燃焼させる技術なのです。
おまけに、「タイミング」がよいので、燃えカスが少なく、排気ガスもクリーン、と一石二兆なエンジンなのです。無駄が少ないのです。
このエンジンは 207 シリーズに搭載されています。
すでに購入されているお客様からは
「扱いやすく、燃費もよい。」
などの声を聞いております。
これからの自動車のエンジンは「燃費」と「クリーン」を両方満たした物に代わってゆくでしょう。
彼氏 「わ、わかったよ。 でもちょっとづつしか食べられないよ!」
彼女 「知らないの。 おわんに山盛りしてくれるわんこそばがあるのよ。」
彼氏 「えっ」
彼女 「しかも 思った時に すばやく ネ!」
彼氏 「え----っ!」
んっ、意味深な発言。
次回へ続く...